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稀代の迷曲『エイヤサ!ブラザー』ムーンバートン歌謡のお知らせ


メロウクアッド『エイヤサ!ブラザー』(MV) - YouTube

 先週フルVer.が公開されてからというもの、ジワジワと中毒者を増やしつつあるこの曲。「漁師やってるうちのアニキ、かっこいいし強いしマジ最THE高〜!(意訳)」なる狂った歌詞とか、エイヤサップ・ブリカツ氏が銃を乱射するサグいPVとか、ツッコミどころは無限にあるんだけど……個人的にはサウンド面が気になってしょうがないのです。


 公式によると“史上初?! レゲトンと漁師唄のミクスチャーサウンドがここに誕生!粋でいなせな4人が歌う、強烈なる和風ダンスチューン!大漁だっ!”とのことだけど、BPM117とかで軽くハネてるし終始ワブルっぽいベース薄く鳴ってるしで、正直「ムーンバートン歌謡」と言っても差し支えないんじゃないかと思い、こうしてお知らせした次第なんですよ!


※軽くムーンバートン(Moombahton)の説明をすると、ベースの効いたダンスミュージックをBPM110前後までチョップド・アンド・スクリュード=ガッツリとテンポを下げてみたら、何かレゲトンっぽいしベースブリブリだしかっけー!やべーのできたわ!……的な。リミックス文脈を通じて生まれた、ここ数年流行ってる頭の悪い音楽って感じで捉えていただければと。


 そう考えると、マッチョな男性目線で書かれた詩の世界観(理想の妹像やアニキ像の投影・漁師村というホモソーシャル讃歌)とか、SATOYAMAのフォレフォレメンである徳永千奈美夏焼雅矢島舞美の三名に加えて、エイヤサップ岡井こと岡井千聖さんを投入したことにも整合性が出てくるのかなって。埼玉の大家族に育ち、氷室京介ミキティーをリスペクトする岡井さんを通じて「ドンキ感」&「郊外っぽさ」を補強したっていうことなのでしょうね。


 アイドル好きも頭の悪い音楽好きも一聴の価値あるので、是非チェックしてみては!


レディーマーメイド / エイヤサ!ブラザー / 海岸清掃男子

レディーマーメイド / エイヤサ!ブラザー / 海岸清掃男子