トリのハダよ

鳥肌立ったアレコレを時たま記すよ

第10回ハロプロ楽曲大賞2011 ■アイドル楽曲部門

1位 Drothy Little Happy 『デモサヨナラ』[3.0pt]


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ますます進むシーンの細分化によって、票がバラけそうな今年。そんな中でも、この曲はダントツでしょう。切ない美メロと、浮遊感のあるトラックが絶妙にマッチして何ともクセになる。キレのいいパフォーマンスも相まって、「エモい!」「推せる」との声が各地で噴出したDLH。その名はTIFを皮切りにバズり始め、歌詞中の「好きよ〜♪」に対するオタ芸、\オレモー!/が局地的に流行した。


2位 ももいろクローバーZ佐々木彩夏) 『だってあーりんなんだもーん☆』[2.5pt]


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一見さんはド肝を抜かれること間違いナシ!インパクト絶大のキラーチューン。前山田健一という人のアイドル体験が全て注ぎ込まれた、まさに渾身の一曲!それを易々と乗りこなすあーりんのスケールのデカさ…末恐ろしいにも程がある。また、ヌケがよくクリアーに通る歌唱も素晴らしい。


3位 東京女子流『鼓動の秘密』[2.0pt]


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冒頭で規則的に鳴り響く心臓の鼓動音が、ダークで不穏な気配をもたらす。そんな空気を、ノスタルジックで超キャッチーなイントロのリフレインが切り裂く。常に妥協レスな女子流製作陣がド直球のアイドル曲をこしらえたら、とんでもなくハイブリッドな豪速球が生まれたという典型。アイドル好きならずとも三球三振を逃れることは難しいのでは?

 


4位 BiS『nerve』[1.5pt]


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反逆のアイドルとして独自路線をひた走るBiSの、いわば伝家の宝刀。この曲の扇情的でひたすらアッパーなサビには、老若男女問わずエビぞりバンザイムーブへと駆り立てるような、不思議な何かに満ちている。未だにその正体を言語化できないのだけど、これこそが音楽の持つ力、そのものなんじゃないかと思う。


5位 SUPER☆GiRLS『MAX! 乙女心』[1.0pt]


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聴けば聴くほど頭が悪くなるような、異常なまでに常夏感のある一曲。恐らく中毒性でいえばNo.1ではないだろうか?特に、要所要所でブッ込まれるあみたの萌え声は殺傷力バツグン!脳細胞を破壊されたピンチケがゾンビ化し、ライブ会場周辺を徘徊する様はお馴染みの光景となった。これはもはや、アイドルソングという名のドラッグだ!*1


まとめ

冒頭でも書いたが、今回は票が割れそうな予感。これはひとえに、アイドル楽曲全体のクオリティ向上の賜物といえよう。怪盗少女クラスとは言わないまでも、各グループ質の高い楽曲を量産しており、10年後のクラシック候補が目白押しだ。

夏のTIF、秋のモベキマスリリイベやアイドル横丁祭などの多数のグループが競演したイベントでは、対抗戦ムードも含めてフェス的な多幸感を存分に味わえた。中でも新鮮だったのが、11.22横浜BLITZでの「ももクロvs女子流五番勝負」。持ち曲を1曲ずつ順番に披露するという、ありそうでなかった対バン方式には熱狂した。機材の転換が必要ないアイドルユニットならではのこの試み、また違った組み合わせでも見てみたい!

戦国時代二年目。アイドルウォッチ自体の一般化もますます進み、ライブやイベント会場への若年層の流入が顕著に見られた。これも文化としての爛熟期を迎えた証だろう。ボクのようなクソDDにとっては、本当に楽しい一年だった。いや〜、鳥肌立った! ⇒今日のトリハダ度:200%!!!!!!

*1:http://www.zaeega.com/archives/53309059.html