トリのハダよ

鳥肌立ったアレコレを時たま記すよ

輝け!ケソ楽曲大賞2013

今年のお気に入り国産音源を10曲選定しました。
リリース順に列挙&勝手に賞を贈呈!
皆様よいお年を!

year-end tax adjustment / Carios & DKXO


year ​end tax adjustment - YouTube

ジュークmeetsラップな神コンピ「160or80」収録。名曲っぽさしかないイントロ、そして体感BPM160〜80をめまぐるしく行き来するスリリングな展開を経て「東京富山関西から海外 タイもWiFi ピクニックでワイワイ」と連呼するサビはとにかくポップで耳に残るしインパクト大。こんなのライブじゃ確実に爆発→シンガロング大会だろうし、敢えて音源の方を愛で続けたいな!(ぁまのじゃく) ターボ向後aka性格良し子ちゃんPro.のPVも最高。リリックでも言うように、今年上半期のアンセム筆頭だと思う。最優秀シンガロングしたくなるで賞。


トウキョウナイト / モルヒネ東京


モルヒネ東京 / トウキョウナイト - YouTube

元BiSのナカヤマユキコ率いるバンドの1stシングル。本人たちいわく「くっそアーバン」志向とのことだけど、その実アレンジとか演奏とか割りと粗削りだし「バンドサウンドのフォーマットでちょっと背伸びしてアーバンやってみました」感ある。とはいえこれはこれで全然好きだ!ナカヤマの舌っ足らずな歌唱法と、二本のサイリウムを口元で延々と弄ぶエロしぐさに満ちたPVもたまらない。勝手ながら最優秀エロ歌唱賞(♀の部)を贈ります。


名言bot殺すfeat.natant_ / waniwave

LOW HIGH WHO?PRODUCTION所属の奇才・waniwaveがSoundcloudでドロップした、何とも物騒なタイトルが印象的なこの曲。六畳半でのた打ち回りながら、インターネットを通して世界に呪詛をまき散らすかの様なwaniwaveのバースは、とにかく中毒性が高い。客演のnatantによる2ndバースも、リリカルでありつつ激情を吐瀉物と一緒にブチまけるような混沌っぷりで全くワケわからんのだけど、ひたすらアツくて渋い。宇宙っぽいシンセがフィーチャーされたトラックとのミスマッチにもシビれっぱなし。最優秀イルマティック賞あげちゃう。


I Feel Rave / Seiho


Seiho - I Feel Rave (Official Video) - YouTube

「激エモーショナルなメロディに骨抜きにされたギャルが続出中」ってアオりには笑ったけど、わかるな〜。わかりすぎるぐらいにわかるな〜。いいし、いいと思う。良さがあるな〜。メロのエモさは勿論のこと、ドラマチックな曲展開とか含めてアンセム認定されんのもむべなるかな〜と。確かサンクラ公開は去年だったけど、2nd『ABSTRAKTSEX』リリース&PV公開を記念してってことで。最優秀ギャル腰砕け賞を贈呈します!


しあわせになろうよ / 嫁入りランドとプロポーズ

同名イベントの来場特典として限定リリースされて早半年。ついにDL解禁!個人的にビッグバンド調のシャッフル曲は大好物だしDJでもよくかけるのだけど、2013年にこのビートをドロップする時代感覚には思わずニヤリとさせられる。何よりこのユニット名…この曲にハマりすぎでしょ!「苦手な料理もルクルーゼ 幸せ過ぎてまじ狂うぜ」などなど、多幸感でトチ狂った新婚カップルの狂騒を巧みに落とし込んだリリックにもヤられっぱなし。文句ナシの最優秀パンチライン賞。


ピンクの弾丸 / Serena


ドラマ「ショムニ2013」主題歌 Serena デビュー曲『ピンクの弾丸』 - YouTube

新人歌手Serenaの1stシングル。「ショムニ2013」タイアップでいきなりデビュー!とかそういう芸能的な謳い文句は置いといて、注目したいのが「作編曲:松井寛」という点。案の定、安心安全のRoyal Mirrorball印、ド真ん中の歌謡ディスコファンクに仕上がっております。個人的にもJ=J『ロマンスの途中』と合わせて、秋以降に超ヘビロテさせていただき本当にお世話になりました!よって最優秀ディスコ新人賞!


原始的じゃナイト ~アナログ ラブ~ / 山下智久

「原始的じゃナイト~アナログ ラブ~」 from akira bible on Vimeo.

かっこいいことはなんてかっこいいんだろう。作詞:和田唱 作曲:久保田利伸 編曲:大沢伸一 というちょっと濃ゆ過ぎな布陣によるフィリー・ソウル〜G−Funk風味のアーバン歌謡。いまやエロの代名詞である山Pも官能的にネバっこ〜く歌い上げておりまして…この音像の黒光りっぷり、老若男女を鼓膜から孕ませかねん!危険過ぎる!最優秀エロ歌唱賞(♂の部)。


地獄でなぜ悪い / 星野源


星野 源 - 地獄でなぜ悪い 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】 - YouTube

同名映画の主題歌。全編通して楽しげなホーンが躍るスイング/ジャイブなノリで、上記した『しあわせになろうよ』とも近似値ありつつ、こちらは全編生楽器アレンジ。ストリングスも生っぽいし明らかにカネかかってますね!めちゃくちゃいい音。そんな明るい曲調とは裏腹に、重たいリリックがさりげな〜く歌われてるのには色んな意味で震える。くも膜下出血での活動休止→一時復帰→治療に専念するために再度の活動休止という星野源の現状と詩世界がリンクしまくってて笑うに笑えないのだけど、きっとこの楽しい地獄で笑って待っててくれってことなのでしょうね。同じ地獄で待つで賞。


ミッドナイト清純異性交遊 / 大森靖子と来来来チーム


大森靖子と来来来チーム 「ミッドナイト清純異性交遊」 - YouTube

大森靖子と来来来チームによるコラボアルバム『ポイドル』のために書き下ろされた一曲。大森靖子自信が「道重さゆみさんに捧げる曲」と公言するのもうなずける、痛くて切なくて美しいメロの大名曲!『絶対少女』収録のよりアイドルソング然としたVer.も良いのだけど、個人的にはこっちのがソリッドかつ狂気に満ち溢れててスキちゃん!老婆のような悟りと子どものような無邪気さが圧倒的で賞。


マノソング / チョンマゲブラザーズ


チョンマゲブラザーズ『マノソング』(LIVE) - YouTube

恐らく日本唯一の真野恵里菜推しバンドである彼らの代表曲でありながら、これまで未リリースだったこの曲。解散ライブで配布するとはよくぞ引っ張ったものですね!タイトルからして出オチ感あるんだけど、この曲にはミラクルがあると思ってて、個人的には大好きなんですよ。特に、終盤でのゲバりんの語りから雪崩れ込む怒涛の展開には、何度聴いても爆笑しながらホロリと泣かされてしまう。迷曲であり名曲!やっぱり真野が好きで賞。