トリのハダよ

鳥肌立ったアレコレを時たま記すよ

90年代後半、同級生にパチキ喰らわされて悶絶した思い出

本当かどうかは知らないが、うちのご先祖様は忠臣蔵でおなじみ浅野家の家臣筋で、前領の真壁〜笠間藩の頃に常陸国(今で言う茨城県です)に根付いたのがルーツらしい。

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このニュースを見て、Oくんという小中学校の同級生を思い出した。Oくんは日本史が好きなやつで、前述の浅野家エピソードを話すと、すごいすごい、と食いついてくれた。

Oくんは体もデカかったが、とにかく頭がデカいやつだった。ガリ勉の比喩じゃなくて、本当に頭が大きいのだ。幅・高さ・長さともに規格外のデカさで、ドラゴンボールフリーザの第三形態をイメージしてもらうと早い。

フリーザ 第三形態 - Google 検索

俺はその巨頭ぶりをよくからかって遊んでいた。ところが、こっちが調子に乗って度を超えていじりだすと、たちまち“ダッテー”という頭突き技で反撃されていた。※Oくんによると「なんだてめえ→んだてめ→ダッテー」という活用変化

その“ダッテー”を脳天にぶち込まれて悶絶し、半ば意識を飛ばされたことも何度もあった。正直、あの頃受けた“ダッテー”に、脳細胞が何匹殺されたかわからない。あれさえなければ、きっともっと偏差値の高い大学に入れていたと思うし、こんなゲスい大人にはならなかったはずだ。そうに違いない。

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※画像はイメージです

お互い別々の高校に進学してから、Oくんと会う機会はほとんどなくなった。たまに地元の駅で、やけに頭のデカい巨漢が肩をすぼめてとぼとぼ歩いているのを、遠目に見かけるぐらいだった。

高一の冬、Oくんが亡くなったという連絡が入った。

葬儀場には、中学の同級生の8割以上が集まっていた。卒業以来の集まりということで、どこか同窓会のような浮かれた雰囲気になってしまい、出棺の際まで終始ざわざわしていた。ご遺族からすれば、ひんしゅくものだったと思う。

いつか、改めてお線香をあげにいきたいと思いつつ、もう10年以上が経ってしまった。今でも胸にひっかかっている。

Oくんよ、俺はこれからも酒飲んでうまいもん喰っていい女を抱いて、お前の分まできっと長生きするぞ。